要注意!面接ウケが悪い自己PRのエピソードとは?

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    こんにちは、上原です。

    学生が「これはいける!」と自信を持って書く自己PRと、企業側が高い評価を出す自己PRには大きなギャップがあります。

    この「学生と企業のギャップ」を埋めない限り、内定をもらうことはできません。

    そこで、自己PRで使われるエピソードに焦点を当てて、落ちる自己PRにありがちなエピソードについて解説します。

     

    面接官ウケが悪いエピソードの5つの共通点

    これまでに1,000人以上のエントリーシートを添削してきたので、落とされたエントリーシートのエピソードにはいくつかの共通点があることが見えてきました。

    落ちる自己PRによくあるエピソードについて、事例を交えながら解説します。

    1.仲間内のなれ合いになっているエピソード

    大学生の仲間同士で何かをしたエピソードを書く人は多いですが、そのほとんどが単なるなれ合いのエピソードになってしまっています。

    例えばこんなエピソード。

    • 「ゼミの垣根を越えて金融を勉強する会を開催していました」
      →友達の友達を集めただけの話なので、何のアピールにもなっていない
    • 「サッカーサークルのリーダーとしてメンバーの人間関係改善に努めました」
      →ビジネスで良い人間関係を構築することを考えたら、サークルレベルの人間関係はうまくやれて当たり前

     

    どちらも社会人に求められるビジネススキルに比べるとレベルが低すぎるので、アピールになっていません。

    面接官の間では「大学生同士のコミュニケーションはうまくできて当たり前」ぐらいの認識があります。

    なので、サークル内とか友達同士とかの人間関係をうまく調整したエピソードというのは単なるなれ合いにしか見えず、ビジネススキルのアピールにはつながりません。

     

    2.頑張った内容と成果が結びついていないエピソード

    「その努力の内容ではそんな成果は得られないだろう」と思わせるエピソードを語る学生も多いです。

    頑張った内容と成果が結びついていないと、面接官に「成果を誇張して表現している」と思われてしまい、自己PRの信頼度が一気に落ちます。

    例えば以下のようなエントリーシートです。

    私は飲食店のアルバイトでリーダーを任され、店舗の売上高を前年から10%も増やすことができました。リーダーとして後輩の育成に力を入れ、お客様のニーズを意識しながら接客するように指導をしました。また、休日は競合の飲食店にお客として出向き、優秀な店員のスキルを盗んで自分自身のスキル向上にも努めました。その結果、店舗の売上高を前年から10%増やすことができました。

    後輩指導と自分のスキル向上だけで売上高を10%も増やせるとは思えません。

    単なるアルバイトであるこの学生が、これらの努力で売上高を10%も増やせたと本気で思っているのならば、面接官はきっと「自意識過剰な学生だ」という印象を持つでしょう。

    すごい成果をアピールしたいのであれば、その成果を生み出せるだけのすごい努力や工夫もアピールしないと、面接官を納得させることはできません。

     

    3.行動の内容ばかりでプロセス(考え方)が書かれていないエピソード

    面接官が知りたいのは「何をしたのか」よりもむしろ「どのように考えたのか」というプロセス(考え方)の部分です。

    素晴らしい成果を出したエピソードをエントリーシートに書いても、そこに至るまでのプロセス(考え方)がなければ魅力的な自己PRにはなりません。

    なぜならば、行動の内容だけを羅列して書いても、あなたの思考回路(問題解決に向けた考え方)が分からないので、その成果に再現性があるかどうか判断できないからです。

    プロセス(考え方)を書かずに行動と成果だけをアピールしても、「この成果は偶然の産物じゃないのか?」という疑問が生じてしまいます。

    例えば以下のエントリーシート。

    私は模擬裁判で優秀すること目標に、以下のことを実行に移しました。まず、先輩が後輩に国際法を教える機会を設けました。これは前者には復習の機会、後者には基礎を学ぶ機会となり、相乗効果が得られました。次に、英語のシャドーイングとリスニングを毎日1時間欠かさず行いました。これらの訓練を辛抱強く継続した結果、次の大会では目標の優勝をすることができました。

    「模擬裁判で優勝」という成果はすごいのかもしれませんが、なぜその優勝のために「先輩が後輩に国際法を教えること」と「英語の勉強」が必要だったのかがよく分かりません。

    「目標設定」と「目標に向けた努力」の間に本来あるべきの「思考プロセス」が抜けてしまっているので、この学生が今後も高いパフォーマンスを出せるのかどうか判断できません。

    ここで言う「思考プロセス」とはつまり「その努力をした理由」です。

    なぜそのような努力が必要だと考えたのか、論理的な理由がないと面接官は納得してくれません。

    • 優勝するために今の自分たちには何が欠けていると考えたのか?
    • その欠けてるものを補うために、どのような対策が有効だと考えたのか?

     

    このようなプロセス(考え方)が書かれていると、面接官に学生の思考回路や行動特性が伝わるので、学生の問題解決スキルについて評価できるようになります。

     

    4.中高生の頃に頑張ったエピソード

    中高生の頃に頑張ったエピソードはそれがどれだけすごいものであったとしても、面接官は「大学時代に何もしてこなかったのかな」という印象を持ってしまいます。

    • 私は高校のサッカー部で全国大会出場に向けて努力しました」
      →大学では特に目立つ努力は何もしなかったのかな?
    • 「大学受験で最初はE判定だった大学に合格することができました」
      →あなたにとってのゴールはその大学に合格することだったのかな?

     

    このように、昔すぎるエピソードは逆に「最近はあまり努力していない」と言っていることと同じになってしまうので、自己PRではできるだけ最近のエピソードを使う方が好ましいです。

     

    5.成果がたいしたことないエピソード

    企業が新卒採用で求めているのは「入社後に活躍してくれそうだな」と思えるような人材です。

    なので、面接官から高評価を獲得するためには、社会人に必要なビジネススキルが備わっていることを、自己PRで証明しなくてはいけません。

    ビジネススキルの中でも特に重要なのが、問題解決のスキルです。

    社会人になると目の前の問題を解決しなくてはいけない場面に日々直面するので、入社後に活躍できるかどうかを判断する上で問題解決スキルは非常に重要です。

    問題解決スキルをアピールするためには、「困難な課題を解決して成果を出したエピソード」をアピールする必要があります。

    そもそも解決した問題がたいしたことなかったり、生み出した成果がたいしたものでないと、高い問題解決スキルを持っていることの証明にはつながりません。

    例えばこちらのエントリーシート。

    私は目標に向かって絶対に諦めない「一寸法師」のような人間です。 私は自分が知らない世界を見たいと思い、学生の間に様々な国に行ってみたいと考えていました。しかし、私のアルバイト収入は月7万円しかなかったので、その中から旅費を準備することが一番の課題でした。そこで私は、一つ一つの旅行で「清貧」を徹底的に心掛け、格安航空や格安ホテルを探し、どうすれば最も効率よく満足する旅になるかに努めました。時にはホテルを現地調達しました。その結果、ツアーで旅行に行く場合よりも約3割のコスト削減を達成し、3年間で13カ国に訪問することができました。現地調達の際、言葉が通じないなどの困難にも直面しましたが、目的であった異文化や異人種に直接触れる機会も増え120%満足できる旅行となりました。

    この自己PRの中で語られている成果は「旅費をツアーに比べて3割削減した」と「3年間で13カ国に訪問した」の2点です。

    これだけだと「目標に向かって絶対にあきらめない」とアピールするには、成果としてインパクトに欠けます。

    目標達成のための壁が「旅費の節約」だけで低すぎるので、その低すぎる壁を越えたことを前面に押し出しても、それでは何のアピールにもつながりません。

    「高い目標に向かってPDCAサイクルを回しながら努力と工夫をした経験」が自己PRでは高評価をもらいやすいです。

     

    企業が評価しない自己PRのエピソードまとめ

    企業があまり評価しない自己PRのエピソードについて、実例を交えながら以下の5つを紹介しました。

    • 仲間内のなれ合いになっているエピソード
    • 頑張った内容と成果が結びついていないエピソード
    • 行動の内容ばかりでプロセス(考え方)が書かれていないエピソード
    • 中高生の頃に頑張ったエピソード
    • 成果がたいしたことないエピソード

     

    この他にも、以下のようなエピソードを使って自己PRをしても、面接官から高い評価をもらうことはできません。

    • 主体的な行動ではなく、周りに言われるがまま受動的に行動した経験
    • 明確なプランを持たずに闇雲に努力した経験
    • 周りと協力せずに自分一人だけで成果を出そうとした経験
    • 何の課題も生じずにスムーズに成功した経験

     

    このようなエピソードを使った自己PRは面接官ウケが悪いので、自分の書いた自己PRが上記に当てはまっていないかどうか必ずチェックしてください。

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