日立製作所の選考情報と企業研究

    日立製作所は日本最大の総合電機メーカーで、売上高は9兆7千億円、従業員数は33万人を超える日本が誇る大企業です。

    ビジネスが多岐にわたっているため理解するのが難しいですが、リーマンショック時の大赤字からは回復し、今では就活生に人気の企業です。

    日立製作所の概要や選考情報、強みと弱みなどの企業研究を公開します。

    日立製作所の概要と成長戦略

    比田井製作所は1910年創業で、売上高・営業利益共に日本の電機メーカーの中でトップです。

    2008年のリーマンショックでは日立製作所も7,000億円を超える大幅赤字を記録しました。

    しかしその後は、半導体事業や液晶パネル、HDD事業等の不採算事業から撤退し、15年3月期には営業利益6,000億円まで回復しました。

    会社の基本方針として収益ボラティリティの高い事業を切り離し、電力、鉄道、ビル、情報・通信システムなどの安定的な成長が見込めるインフラ事業に現在は注力しています。
     

    日立製作所の主な事業の売上構成比は以下のようになっています(15年3月期)。

    • 情報・通信システム:売上構成19%、営業利益率5.7%
      蓄積されたノウハウとIT技術を活用し、コンサルティングからシステム運用、保守サービスまで含めたITサービスを提供
    • 社会・産業システム:売上構成15%、営業利益率5.1%
      鉄道車両とその運行管理システム、エレベーター、水処理理ステムなどの社会インフラシステムを提供
    • 高機能材料:売上構成14%、営業利益率8.2%
      IT・家電や自動車分野で使われる高機能素材を提供
    • 電子装置・システム:売上構成11%、営業利益率6.1
      半導体製造装置、電子部品加工装置、放送・無線通信システム、医療・検査システムなどを提供
    • オートモティブシステム:売上構成9%、営業利益率6.0%
      ハイブリッド電気自動車用モーターやエンジンマネジメントシステムなどの自動車部品を提供
    • 建設機械:売上構成7%、営業利益率7.0%
      油圧ショベルなどの建設機械の販売とメンテナンス等のサービスを提供
    • その他(物流・サービス他):売上構成11%、営業利益率3.3%

     
     

    様々な事業を行っているため、日立製作所について分かりやすく説明するのは非常に難しいです。

    あえて簡単にまとめるとすれば、
    「社会インフラとITサービスを軸に、その他いろいろやってる会社」
    といった感じでしょうか。
     

    日立製作所の事業内容や戦略については、毎年開催されているIR Dayのプレゼンテーション資料で分かりやすく説明されています。

    Hitachi IR Day

    hitachitree
     

    日立製作所の募集職種と採用人数

    ■日立製作所の募集職種

    日立製作所は職種別採用になっています。

    様々な職種があるので、志望動機では「なぜその職種か?」をちゃんと説明できるかどうかが重要です。

    以下のような職種で新卒が募集されています。

    ・研究開発
    ・設計開発
    ・SE(システムエンジニア)
    ・資材調達
    ・生産管理
    ・生産技術
    ・品質保証
    ・営業・営業技術
    ・人事総務
    ・経理財務
    ・法務・知的財産権管理
    ・広報・宣伝
    ・企画
     

    ■日立製作所の新卒採用人数と初任給

    採用は大きく分けると技術系と事務系に分かれています。

    新卒学生の採用人数は、技術系が500人、事務系が100人、合計600人というのがここ数年の傾向です。

    高等専門学校、大学の学部・修士・博士を卒業していることが応募の条件です。

    新卒採用の場合の初任給は、学部卒が20万7千円、大学院卒が23万500円となっています。
     

    日立製作所の選考プロセス

    ■OB訪問とリクルーター

    リクルーター面接の有無は大学によって異なります。
    上位大学の学生の場合、エントリーシートの提出前や面接の前に、リクルーターとの面談があります。
    リクルーター面接も選考の一環でしょうが、エントリーシートの添削や面接のアドバイスなどを親身に行ってくれるようです。
    また、日立製作所の場合は学校推薦からの採用もあるので、推薦があるかどうか大学の就職課に聞いてみましょう。
     

    ■選考プロセス

    基本的な流れは、
    エントリーシート提出→Webテスト→集団面接→個人面接→内定
    となっています。

    採用人数が多く、リクルーター面談もあることから、面接の回数はそこまで多くありません。

    ほとんどの学生が、2~4回程度の面接で内定をもらっています。

    面接は最初の1回のみ集団面接で、あとは個人面接です。

    圧迫面接は少なく、和やかな雰囲気の面接が多いようです。
     

    ・過去のエントリーシート質問内容

    ・志望動機
    ・自己PR
    ・学生時代に頑張ったこと
    ・研究内容
    ・グローバルでどのように活躍したいか
     

    ・面接での質問内容

    志望動機や研究内容、学生時代に頑張ったこと等、基本的な質問が多いようです。

    日立製作所は職種別採用なので、「なぜその職種か?」を志望動機でしっかり説明する必要があります。

    志望動機では「なぜ日立なのか?」を明確にして、東芝や三菱ではない理由も準備しましょう。
     

    また、グローバルで働ける人材を求めており、英語に対する苦手意識や留学経験、グローバルで活躍するための考え方なども問われるようです。
     

    技術職の場合は、研究内容もかなり突っ込まれて聞かれます。

    研究の内容や社会的意義、技術的な工夫内容について聞かれます。

    面接でプレゼン資料を準備して研究内容を分かりやすく発表することもあるようです。
     

    日立製作所の年収情報

    有価証券報告書に掲載されている日立製作所の平均年収は861万円です(15年3月期)。

    東芝の812万円や三菱電機の778万円と比べると、日立製作所の年収は高いです。

    ちなみに、日本が誇る製造業の大企業、トヨタ自動車の平均年収は838万円です。
     

    転職情報サイトを見ると、日立製作所の実際の年収事例が載っています。

    日立製作所の年収事例の一部をご紹介します。

    ・2年目(学部卒、技術系):年収400万円(残業代、ボーナス込み)
    ・5年目(技術系):年収600万円
    ・8年目(営業):年収650万円
    ・9年目(技術系):年収500万円
    ・10年目(院卒、総合職):年収900万円
    ・15年目(院卒、技術系):年収1,000万円

    基本的には年功序列ですが、管理職以上になれるかどうかは実力次第のようです。

    初任給は月20万円強ですが、残業代やボーナスを含めると1~2年目でも年収400万円に届きます。

    30代半ばごろに課長相当職まで昇進すると年収1,000万円まで届きます。

    金融や商社に比べるとやや低めですが、製造業としてはトップクラスの給与水準でしょう。
     

    ※選考情報や年収事例は人づてに集めた情報をまとめています。内容を保証するものではありません。
     

    日立製作所の企業研究:強みと弱みのまとめ

    企業研究として、日立製作所の強みと弱みを箇条書きでまとめます。

    ■日立製作所の強みと機会

    • ビッグデータやIoTを活用したソリューションの提供
    • 社会インフラ事業におけるノウハウと実績
    • インフラとIT技術を融合するノウハウ
    • 都市開発システムはグローバル展開が進み幅広い顧客層を持つ
    • 日本と中国のエレベーター事業はシェアが高く競争力あり
    • イギリスの鉄道案件の受注など、鉄道事業の拡大
    • グローバルで通用する日立ブランド
    • 水処理システムなどの成長分野における現地企業との提携

     
     

    ■日立製作所の弱みと脅威

    • 海外売上高比率は約50%でグローバル化は遅れている
    • 世界シェア1位の圧倒的に強い事業がほとんどない
    • 各分野のグローバル企業と比べると収益性が劣る
    • 海外の原子力事業における競争激化
    • 経営にスピード感が乏しい
    • 自己資本比率が低く、財務体質が悪い

     
     

    以上が日立製作所の選考情報と企業研究のまとめでした!

      いいね!をして「大逆転の就活戦略」の更新情報をチェックしよう!

      コメントを残す