三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠、丸紅の給料とボーナス、福利厚生を比べてみた

Trading_Companies_Salary

    就活人気企業である五大商社(三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠、丸紅)の給料とボーナス、福利厚生を比べてみました。

    有価証券報告書に載っている各社の情報をもとに、平均給与やボーナス、福利厚生費を計算したのが以下の表です。

    表:五大商社の平均給与、ボーナス、福利厚生について
    Trading_Companies_Salary
    出所:各社の有価証券報告書
    (全て2015年3月期の情報です。連結ベースではなく、親会社に勤めている人の給料を表示しています)

    年間給与は伊藤忠>三菱商事>三井物産>丸紅>住友商事

    有価証券報告書には親会社の年間平均給与が記載されています(表のF行目)。

    それによるとトップは伊藤忠の1,395万円でした。

    以降は三菱商事1,376万円、三井物産1,361万円、丸紅1,306万円、住友商事1,301万円という順番です。

    五大商社全てが1,300万円を超えており、分かってはいたことですが一般的な企業と比べるとかなり高額な水準です。

    しかし、伊藤忠が1位になっていることにはやや違和感を感じました。

    有価証券報告書の「年間平均給与」の定義が会社によって異なる可能性があります。
     

    そこで、より公平に各社を比較するために、損益計算書の費用項目として記載されている(1)従業員給与、(2)従業員賞与(ボーナス)の情報をもとに平均給与を計算してみました。

    公平に比較した年間給与は三菱商事>住友商事>三井物産>伊藤忠>丸紅

    商社の場合、役員を除くすべての従業員に係る人件費は従業員給与と従業員賞与に計上されているはずです。

    この金額を従業員数で割ることで、公平に各社の給料を比較することができるはずです。

    また、通常の給料に対してどの程度のボーナスが支払われているのかも分かります。

    そうやって計算した平均給与が、上記の表のM行目です。

    公平に比較した結果、三菱商事の平均給与が1,399万円でトップです。

    この数値は有価証券報告書に正式に記載されている平均給与と大きく違いません。

    以降は住友商事1,223万円、三井物産1,222万円、伊藤忠1,103万円、丸紅973万円と続きます。

    伊藤忠と丸紅は正式な数値よりも計算値の方がかなり低く出ました。

    いろいろな理由が考えられるため断定することはできませんが、伊藤忠と丸紅の給料は他の商社と比べると低い可能性があります。
     

    ボーナス比率は三菱商事>伊藤忠>三井物産>丸紅>住友商事

    従業員賞与を従業員給与で割ることで、通常の給料に対してどの程度のボーナスをもらっているかが分かります。

    それが上記の表のL行目です。

    三菱商事のボーナス比率が85%となり五大商社の中でトップです(通常の給料が年間756万円であるのに対し、ボーナスが年間642万円)。

    以降は伊藤忠73%、三井物産73%、丸紅62%、住友商事51%と続きます。

    三菱商事は通常の給料もボーナスも五大商社の中で高い水準です。

    伊藤忠は通常の給料は安いですが、ボーナスは多めに出るようです。

    一方で住友商事の通常の給料は五大商社の中で最も高いですが、ボーナスは低めな水準です。
     

    福利厚生の充実度は三井物産>住友商事>三菱商事>伊藤忠

    従業員1人当たりの福利厚生費も計算してみました(表のN行目)。

    1人当たりの福利厚生費は三井物産がトップで年間230万円です。

    以降は住友商事190万円、三菱商事177万円、伊藤忠151万円と続きます。
    (丸紅はデータなし)

    こうしてみると、福利厚生がどれだけ充実しているかもけっこう重要ですね。

    会社によって福利厚生に欠けている金額に大きな差が出ていますし、年間200万円前後という金額としても無視できないぐらい大きいです。
     

    最後に、損益計算書から計算した年間給与と福利厚生費を足して、実質的な年間給料を計算しました(O行目)。

    結果は、三菱商事1,575万円、三井物産1,451万円、住友商事1,413万円、伊藤忠1,254万円となりました。
    (丸紅はデータなし)

    有価証券報告書に記載されている年間給与だけでみると伊藤忠が一番高かったですが、損益計算書のデータをもとに公平に比較して、更に福利厚生まで考慮すると、三菱商事が五大商社の中で最も高いという結果になりました。

    三井物産、住友商事、伊藤忠という順番にもあまり違和感はありません。
     

    実際に就職先を選ぶときは事業内容や社風なども大事ですが、給料も企業選びの重要な要素です。

    この記事の内容が就職活動の役に立てば嬉しいです。

      いいね!をして「大逆転の就活戦略」の更新情報をチェックしよう!

      コメントを残す