会社の説明や一般論をESに書く必要はない【エントリーシートの極意】

    これまで数百人のエントリーシート(ES)を添削してきて分かった、「選考を通過しやすいエントリーシートの書き方」 をお伝えします。

    本日のポイントは、
    「エントリーシートに会社の説明や一般論を書いてはいけない」
    です。

     

    これは志望動機を書くときによくある失敗例です。

    「○○○○な社風のある御社は~~」
    「御社は○○○○な強みを有しており~~」
    「御社は○○○○の分野で高いシェアを持っており~~」

    どれもよくある表現ですが、このような会社の説明をエントリーシートで書きすぎるのはNGです。
     

    基本的に、エントリーシートには会社の説明や一般的に知られている常識を書いてはいけません。

    限られた文字数の中で最大限に自分をアピールしなくてはいけないのに、不必要な会社の説明を書いてしまうと文字の無駄遣いになってしまいます。
     

    エントリーシートに書くべきは「あなたのこと」であって、「会社のこと」や「一般的に知られている事実」を書いても意味がありません。

    面接官はエントリーシートを通じて「あなたがどういう人物なのか」が知りたいんです。

    そして志望動機では「あなたが入社後に達成したい夢」をアピールすべきです。

    上記のように会社のことについて書かれても、「そんなことは言われなくても分かってるよ」となってしまいます。
     

    「なぜ競合他社ではなくこの会社なのか」という理由で会社の説明を書くことがありますが、それぐらいです。

    志望動機は基本的には「あなたがなぜその会社で働きたいと思っているのか」を説明する場であって、会社について説明する場ではありません。
     

    この他、一般的に知られている事実も必要以上に書くこともやめましょう。

    文章の流れでどうしても書かなくてはいけないこともありますが、やりすぎはNGです。
     

    エントリーシート実例 その1

    この説明だけでは少し分かりにくいと思うので、会社のことを書きすぎているエントリーシートの失敗例を見てみましょう。こちらは私が過去に添削をした、アステラス製薬のエントリーシートです。

    志望動機(企業名:アステラス製薬)
    昔は体が弱かった私は、薬に頼ることが多かったので、今度は私が、薬を必要とする人の力になりたいと思い製薬会社を中心に就活を行っています。御社の「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」という経営理念にとても共感でき、強みである泌尿器系・臓器移植系を活かしつつ、抗ガン薬の開発にも積極的である所に魅力を感じました。また、効果の薬理研究や最適な成分配合・剤形など特化した研究所を通してしっかりと研究も行っており、実際に薬を利用する患者のことを第一に考える姿勢を感じました。他にも、説明会に参加して感じた社員の方々の誠実さ、仕事に対する熱意、「患者さんのために一日でも早く」を実現する姿にも魅力を感じたため、御社の社員さんと一緒に、必要とされる患者様に薬を広めていきたいと思います。グローバル化に力を注がれている御社であるからこそ、海外経験がある私は貢献出来ると思い、志望させて頂きました。

    この志望動機の中では、アステラス製薬の説明だけでこれだけのことが書かれています。

    ・「先端・信頼の医薬で、世界の人々の健康に貢献する」という経営理念
    ・強みである泌尿器系・臓器移植系を活かしつつ、抗ガン薬の開発にも積極的
    ・効果の薬理研究や最適な成分配合・剤形など特化した研究所を通してしっかりと研究も行っている
    ・実際に薬を利用する患者のことを第一に考える姿勢
    ・社員の方々の誠実さ、仕事に対する熱意、「患者さんのために一日でも早く」を実現する姿
    ・グローバル化に注力している

    文章の9割がアステラス製薬について書かれており、実際にこの学生がやりたい仕事や、アステラス製薬を選んだ理由については何も書かれていません。

    自分のことは最初と最後の文に少し書いてあるだけです。
     

    エントリーシート実例 その2

    こちらの北九州市役所の志望動機も同じミスを犯しています。

    あなたが就職活動をする上で大切にしていることは何ですか?また、それを踏まえて北九州市を志望する理由を教えて下さい。(企業名:北九州市役所)
    私は「人の役に立つ」「強みである前向きな行動力を活かし挑戦できる」ことを大切に就職活動をしております。
    この思いから学生時代はボランティアに注力しました。石巻市の古民家再生に参加して被災地の現状を目の当たりにした際、復興支援により強い関心を持ちました。瓦礫処理を調べていたところ、北九州市がいち早く瓦礫の受け入れをされ、貴所の復興支援に積極的に取り組まれる姿勢に非常に感銘を受けました。
    貴所のアジア交流や環境問題など先頭を走り世界を牽引する取り組みを知り、失敗を恐れず挑戦し社会貢献がしたいと考えている私の職業観と一致しました。北九州市制50周年を迎えられ、期待と責任は益々大きくなりますが、強みを活かし更なる発展と市民サービスの向上に貢献したく志望しました。

    このエントリーシートでも、北九州市役所の説明だけでこれだけのことが書かれています。
    ・北九州市がいち早く瓦礫の受け入れを行ったこと
    ・復興支援に積極的に取り組んでいること
    ・アジア交流や環境問題で先頭を走っていること
    ・北九州市制50周年

    志望動機を聞いているのに、この学生が北九州市役所で何をしたいのは書かれていません。
     

    エントリーシートの極意のまとめ

    志望動機は、
    「御社が○○○○だから、御社を志望します」
    という論理構成では通過できません。

    「私は○○○○がやりたいから、御社を志望します」
    という論理構成が志望動機です。

    会社の説明や一般論で文字数を無駄に消費するのは避けましょう。


     

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