「当たり前のこと」は自己アピールにならない【エントリーシートの極意】

    数百人のエントリーシート(ES)を添削してきて分かった「選考を通過しやすいエントリーシートの書き方」 をお伝えします。

    本日のポイントは、
    「当たり前のことを語っても、それはアピールにならない」
    です。

     

    自分の強みとは、他の人よりも勝っているあなたの特徴です。

    他の就活生に対して差別化できるものでなければ、「強み」と呼ぶことはできません。
     

    また、エントリーシートや面接で自分の強みを証明するためには、その強みが発揮された自分の経験を語る必要があります。

    エピソードを語り、そこでの成果をあなたの強みの証明とするんです。

    「私はこんな難しいこともできたんだよ。どう?すごいでしょ?」
    っていう自慢が自己アピールの基本です。
     

    逆に言うと、誰でもできる簡単な経験を語っても、それは「強みの証明」にはなりません。

    極端な例ですが、「私は一人暮らしでちゃんと自炊ができています。だから私は自立した人間なんです。」なんてアピールしても、その経験をすごいと思ってくれる面接官はいないでしょう。

    あなたの強みが他の人に勝っていることを証明するためには、他の人には達成が困難なエピソードを語る必要があります。

    自己アピールするときのエピソードは、差別化されていなければアピールにならないんです。
     

    また、誰にでもできるようなことを語ってそれを自分の強みとしてアピールすると、それは逆に「あなたが凡人であること」の証明になってしまいます。

    例えば学生時代に頑張ったこととして、「ちゃんと単位を取得して留年を免れました!」とアピールすることは、学業においては留年するかしないかの底辺で争っていたと自分から言っているのと同じです。

    自分の強みをアピールするためのエピソードを選ぶときは、
    ・その経験は誰にでもできる当たり前のことになっていないか
    ・他の就活生がその経験を語った時、あなたはそれをすごいと思えるか
    ・その経験と強みはオリジナリティがあり、他の就活生に対して差別化できているか
    といった点を必ずチェックしてください。

     

    エントリーシート実例

    実際に「なんでもないこと」をアピールしてしまっているエントリーシートの実例と改善ポイントを見ていきましょう。

    こちらは私が過去に添削をした、日清オイリオのエントリーシートです。

    学生時代に学業以外で力を入れて取り組んたことは?(企業名:日清オイリオ)
    所属しているテニスサークルでテニスの大会を企画・運営をする仕事のリーダーを頑張りました。
    大会を企画する際に、他のサークルの方と会議し、必要事項を決めるのですが、なかなか都合がつきませんでした。
    そこで私は、某SNSサイトで専用掲示板を作成し、家にいながら全員で会議出来る状態を作り、話し合う時間を拡大することを試みました。
    それにより、参加人数の変更などの情報をリアルタイムで共有することができ、会議でまとまったことを掲示板に書いておくことで、意識共有が出来るようになりました。
    その結果、当日はスムーズに大会を運営することが出来ました。
    この経験から、チームで作業する場合、意識共有が重要であると学びました。

    このエントリーシートでは、テニスサークルの大会の企画について書かれています。

    生じた問題点として、大会を企画するための会議を開くのに、他のサークルの人と日程が合わないということがありました。

    解決策として、この学生はSNSを活用して会議を行い、最終的にはスムーズな大会雲泥ができたとアピールしています。
     

    このエピソードを聞いて、あなたはこの学生のことを「すごい学生だ」と感じるでしょうか?

    この学生がやったことは、「学生同士のスケジュールが合わなかったので、ネットの掲示板で話し合った」ということだけです。

    これは努力というにはあまりにも小さく、誰にでもできるようなことです。

    誰にでもできることなので、残念ながらアピールにはなっていません。
     

    逆に、このエントリーシートは「自分の能力のなさ」を2つもアピールしてしまっています。

    1つ目は、調整力の欠如です。

    社会人に比べて時間が余っている学生同士の日程調整すらちゃんとできないようだと、容量の悪さやコミュニケーション能力の不足を連想させてしまいます。

    2つ目が、何も頑張ってこなかったんじゃないか、ということです。

    普通はエントリーシートや面接で学生時代に頑張ったことを聞かれたら、自分の経験の中から特によく頑張った上位のものを答えます。

    しかし今回のように努力と呼べないようなものを答えてしまうと、面接官は逆に「この学生は何も努力をしてこなかったんだな」と思ってしまいます。
     

    誰にでもできるようなありきたりなことをエントリーシートに書いてしまうと、それは逆に自分の凡人さのアピールになってしまうということです。

    自己アピールや学生時代に頑張ったことのエピソードは、他の人にはできないあなた独自のものを選びましょう。
     

    エントリーシートの極意のまとめ

    最後に、今回のまとめです。

    • 誰にでもできることを自慢げに語ると、自分の能力不足が露呈してしまう
    • 自己アピールのためのエピソードを選ぶときは、
      ・その経験は誰にでもできるものではないか
      ・あなた独自の経験であり、他の学生に対して差別化できるか
      という点を必ずチェックする

     


     

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