エピソードの内容として受験は不適切【エントリーシートの極意】

    数百人のエントリーシート(ES)を添削してきて分かった「選考を通過しやすいエントリーシートの書き方」 をお伝えします。

    本日のポイントは、
    「エピソードの内容として受験は不適切」
    です。

     

    エントリーシートを書くときは、大学受験や高校受験などの話でアピールするのは避けましょう。

    この他にも、大学の単位の話などの「勉強ネタ」もあまり良くありません。

    勉強ネタとしてアピールできるのは、司法試験や公認会計士などの最高難易度の試験、TOEIC満点などの偉業達成、理系学生の研究、などだけです。
     

    なぜ受験をアピールのネタにしてはいけないのでしょうか?

    それは、「誰もが通ってきた道」だからです。

    例えば、「偏差値50から東大に合格した」といった経験ならばアピールのネタにはなるでしょう。

    しかし基本的にほとんどの学生が大学受験を経験しているので、経験の内容として他の学生との差別化ができません。

    東大ですら毎年3,000人の学生が入学しているんです。

    旧帝大や早慶への合格であっても、決してアピールのネタにはならないでしょう。
     

    また、受験の話をアピールされると、面接官は「大学に入学してからは何もしてこなかったのかな」と思ってしまいます。

    学生時代に頑張ったこととして大学受験の話をされると、「入学後は何も頑張らなかった」ことを暗に言っていることと同じです。

    エピソードとしての魅力もない上に自分の努力の少なさをアピールすることになってしまいます。
     

    ・誰もが通ってきた道であり、差別化ができない
    ・学生時代に何も努力しなかったことのアピールになる

    以上の2つの理由から、エントリーシートや面接で受験のことをピールするのは避けた方が良いでしょう。
     

    エントリーシート実例

    実際に、受験についてアピールしてしまっているエントリーシートを見てみましょう。
    こちらは私が過去に添削をした「リコー」のエントリーシートです。

    学生生活(中学・高校時代含む)の中で、あなたが最も高い壁にぶつかったときのことを教えてください。(企業名:リコー)

    高校生の2年生の冬、英語の高い運用能力が入学試験で問われる東京外国語大学を目指していましたが、私は自分の英語のリスニング力に自信がありませんでした。
    テレビ等でネイティブ・スピーカーが話すのを聞いてもほとんど聞き取ることができず、試験ではリスニングでの減点が目立ちました。
    部活動も、授業の予習もしなければならない状況で、時間を作るべく、私は毎日30分かけて徒歩で登校することを決め、その時間で英語をシャドーイング(聞いた英語を復唱すること)すること考えました。
    初めはただ復唱するだけでしたが、春には教材のネイティブ・スピーカーが話す内容を、意味を理解しながらそっくりそのまま復唱できるまでになりました。

    この話を聞いて、あなたはこの学生のことを「すごい学生だ」と思うでしょうか?

    たしかに、東京外国語大学は楽して入れる大学ではありません。

    しかし、シャドーイングというのは多くの人が行っている英語のトレーニングの1つでもあり、決して工夫された努力ではありません。

    「シャドーイングができるようになった」と言われても、努力の成果としてはたいしたことではありません。

    大学受験をネタにしてしまうと、このようにあまり面白みのないエントリーシートが出来上がってしまいます。
     

    エントリーシートの極意のまとめ

    • エントリーシートや面接で「受験」をネタにアピールするのは避けましょう
      理由は、(1)差別化できないこと、(2)大学で努力しなかったことのアピールになる、の2点。
    • 但し、司法試験や公認会計士、理系学生の研究などはアピールのネタになる

     


     

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