説得力のある自己PRと志望動機を作って内定を勝ち取る方法

consistency

    面接官に「あなたを採用したい」と思わせる自己PRと志望動機の作り方について解説します。

    内定を取るための基本的な戦略は、
    「企業の採用基準を知り、それにフィットするように自分の素質(ビジネス能力、人間性、将来ビジョン)をアピールする」
    ことです。

    この戦略の詳細と具体的な就活の進め方については、以下の記事で紹介してきました。
    【理論編】一流企業からの内定を戦略的に取る方法
    【実践編】一流企業からの内定を戦略的に取る方法

    今回は、説得力のある自己PRと志望動機の考え方について、より具体的に解説していきます。

    内定のためにあなたが企業に伝えるべきメッセージ

    エントリーシートや面接を通じてあなたが企業に伝えるべきことは1つだけです。

    それは、
    「私は御社の利益に貢献できます」
    というメッセージです。

    このメッセージを企業に伝えるために、

    • 会社の利益に貢献するためのビジネス能力
    • 他の社員とうまくやっていくための人間性
    • 仕事に対して頑張れるモチベーション

     
    の3つが自分にあることを証明しなくてはいけません。

    そのためには、ストーリーを通じて自己PRと志望動機を相手に伝える「ストーリーテリング」が有効です。
     

    自己PRと志望動機におけるストーリーテリングの有効性

    ストーリーテリングでは、自分が伝えたい主張を自分の体験談などのエピソードを通じて伝えます。

    これは、友達との会話などでは誰もが当たり前のようにやっていることです。自分の体験談やエピソードを交えながら自分の意見を伝える経験は、誰にでもあると思います。

    自己PRをするときに、淡々と自分のスキルについて説明する場合と、ストーリーを用いて自分の強みを伝える場合とでは、面接官の反応がまったく変わってきます。

    なぜならば、ストーリーを通じて自己PRをすると、面接官は「あなたが強みを発揮して活躍してる場面」をイメージしながら話を聞くことになるからです。

    淡々としたビジネス能力についての説明を聞くよりも、ストーリーを通じて話を聞かされた方がアピールの内容に「具体性」が生まれます。その結果、あなたの主張に説得力が生まれ、面接官もあなたの話を信用するようになります。
     

    ストーリーで自己PRを伝えるポイント

    それでは実際に、あなただけのストーリーを作っていきましょう。

    まずは自己PRについてです。

    自己PRの伝え方の基本

    自己PRの伝え方の基本は、「自分の主張」と「それを証明するエピソード」を合わせて語ることです。具体的には、以下のような流れで自己PRを面接官に伝えます。

    1.結論「私の強みは○○です」
    最初に、あなたが最も伝えたいメッセージを一言で簡潔にまとめます。ここで重要なのが、「あなたがアピールする能力」と「企業が求めている能力」と一致していることです。

    2.エピソード「私の強みは、○○という経験で特に発揮されました」
    次に、あなたの主張を証明するエピソードを伝えます。ここがストーリーテリングのポイントです。あなたの強みが活きたエピソードを具体的に伝えることで、自己PRにおけるあなたの主張に説得力が生まれます。

    3.将来ビジョン「入社後は、○○をして御社に貢献したいです」
    最後に、自分の強みを入社後にどのように活かしたいかを伝えます。ここで、「あなたがその強みを発揮して活躍している姿」を面接官に具体的にイメージさせることができれば、内定の可能性がぐっと高まります。

    このように、エピソードを活用して自分のアピールポイントに説得力を持たせることが自己PRの基本です。

    「私には現状を分析して課題を発見する能力があります」「私には相手のニーズを把握する能力があります」という感じで、「自分の能力」だけをアピールしても、そこに説得力は生まれません。

    面接官を納得するためには「あなたの強みが活きたエピソード」が必要になるのです。

    自己PRにおけるストーリーの作り方

    自己PRの中で使うエピソードの伝え方に正解はありませんが、例えば以下のような流れで伝えると説得力が生まれます。

    1.状況説明「~~の経験の中で、私は~~の状況に置かれていた」

    2.解決策「課題解決(目標達成)のために、私は~~が有効だと考えた」

    3.行動「私の強みを活かし、~~という行動をとった」

    4.成果「結果的に、~~という成果を得ることができた」

    ここで「誰にでもできる経験」をエピソードとして取り上げても、自己PRの根拠としては弱いです。 なので、ここでのポイントは「課題解決に向けて自分なりの工夫をした経験」や「目標の達成に向けて他の人よりも努力した経験」を取り上げることです。

    「自分なりの工夫」や「普通以上の努力」がエピソードの中から面接官に伝われば、あなたの主張の説得力がより増すことになります。
     

    ストーリーで志望動機を伝えるポイント

    自己PRに続いて、ストーリーを活用した志望動機を作る方法について紹介します。

    基本的な志望動機の流れ

    志望動機を伝えるときのポイントは、「自分の将来ビジョン」と「企業の事業内容・戦略」のマッチングをすることです。基本的な志望動機の流れは、以下のようになります。

    1.結論「私は○○がやりたいです」
    自分がやりたいことを最初に一言でまとめます。具体的にやりたい仕事内容を最初に伝えても良いですし、もっと壮大な将来の夢について語っても良いです。ポイントは、あなたがその将来ビジョンに向かって努力することが、「会社の利益につながること」です。

    2.エピソード「その夢を持つようになった経験」、「夢の実現に向けて努力してきたこと」
    自分がやりたいことをただ列挙するだけでは、あなたの本気度は面接官に伝わりません。ここでもまた、実体験に基づいたエピソードを語るストーリーテリングを活用できます。自分がその目標を持つきっかけとなった経験や、自分がやりたいことのために努力していることをストーリーとして話すことで、あなたの熱意が面接官に伝わるようになります。

    3.マッチング「私の夢と会社の事業内容・戦略は合っています」
    会社の事業内容、特徴、戦略の方向性について述べて、それらが「自分がやりたい仕事」と合っていることを説明します。「同業他社にはないその会社独自の特徴」をここで挙げることで、企業研究を熱心にやっていること、つまりは志望度が高いことを面接官に伝えることができます。

    4.入社後の抱負「○○な仕事をして御社の利益に貢献したいです」
    最後に、改めて入社後に自分がやりたい仕事について強調しておきましょう。ここでのポイントは、「あなたが働いている姿」を面接官がイメージできるぐらい具体的な将来ビジョンを掲示することです。抽象的すぎる将来ビジョンだと面接官が具体的なイメージを持てないので、志望動機から説得力が失われてしまいます。

    このように、「自分がやりたいこと」と「会社がやっていること」をマッチングすることで志望動機が出来上がります。そして、「自分がやりたいこと」に対する熱意を面接官に伝えるために、実体験に基づいたエピソードを活用します。

    • 自分の夢が本気であることを証明するエピソードがあること
    • なぜ他の会社ではだめなのかを説明できること

     
    という2つの条件が満たされたとき、あなたの志望動機に説得力が生まれ、面接官にも「この学生の夢を応援してあげたい」という気持ちが芽生えるようになります。
     

    一貫性のある自己PRと志望動機が「自分の軸」となる

    ストーリーテリングを活用して説得力のある自己PRと志望動機を作る方法を紹介してきました。

    ここまで、自己PRと志望動機の作り方を紹介してきましたが、自己PRのストーリーと志望動機のストーリーを合体して1つの大きなストーリーができたとき、それが「就活における自分の軸」となります。

    内定獲得の全体像をまとめると、以下のような図になります(クリックで拡大)。

    naitei_flow

    このような「ぶれない自分の軸」が完成すると、自己PRや志望動機の一連の流れに一貫性が生まれるので、面接官もあなたの言葉を信じやすくなります。

    「企業が求めている人材」に基づいて自分の能力をアピールしていますし、「企業の事業内容」と「あなたがやりたいこと」も合っているので、面接官に「あなたを採用するメリット」を感じてもらいやすいです。

    エントリーシートを書き始める前の段階までには、このような「自分の軸」を完成させることを目標にしましょう。

    「正しい就活の方法を学ぶ」へ続く

    shidou「正しい就活の方法」を学ぶ最も効率的な手段とは?
    どれだけ本気で就活を頑張ったとしても、その努力が必ず報われるとは限りません。間違ったやり方で努力を続けてしまうと、もしかしたら最後まで内定をもらえずに、就職留年という最悪の結果になってしまうかもしれません。そうなるのを防ぐための、就活における「正...

      いいね!をして「大逆転の就活戦略」の更新情報をチェックしよう!

      コメントを残す