【理論編】一流企業からの内定を戦略的に取る方法

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    戦略的に志望企業からの内定を獲得する方法についてお話します。

    面接官がどのように学生を評価しているのかを知り、しっかりと対策を練れば、「運」や「面接官との相性」に頼ることなく、実力で内定を取りに行くことが可能になります。

    就活の結果が「運」や「相性」で決まるなんて大嘘だ

    就活で成功を収めた先輩たちに「内定の秘訣」の話を聞きに行くと、多くの人たちはこう答えます。

    「運がよかった」
    「面接官との相性が良かった」

    たしかに、人気企業だと倍率は100倍を超えることもあるので、運や相性といった要素がまったくないわけではありません。しかし、何社からも内定をもらうような人たちは、運ではなく「実力」で内定を勝ち取っています。

    なぜならば、企業には明確な採用基準が存在しているからです。
     

    面接官はフィーリングや印象、相性といった感覚的な理由ではなく、明確な採用基準をもとに学生を選考しています。この採用基準は学生には公開されていません。

    しかし、「採用基準」が存在しているということは、言い換えれば「内定のための対策が可能である」ということです。

    何社からも内定を取る学生は、企業の採用基準に関する情報を様々なソースから集め、それを理解したうえで自分をアピールしています。「採用基準」を理解し、それに合わせて自分をアピールしているからこそ、面接で安定したパフォーマンスを出すことができるのです。
     

    面接官が学生を評価しているポイントを理解して、それに合わせてしっかりと対策を練れば、運に頼ることなく実力で内定を勝ち取ることができるようになります。

    そのためには、

    • 企業はどんな学生を採用したいと思っているのか?
    • 面接官は学生をどのように評価しているのか?

     
    についてまずは知る必要があります
     

    一流企業ではどんな人が採用されるのか?

    企業が採用したい人材を一言で表すならば「会社の利益に貢献できる人材」です。

    これは絶対に忘れてはならない大前提です。

    企業は利益を追求する団体であり、当然社員に求めるのも利益への貢献です。そして、学生が面接でアピールすべきことは、「自分が利益に貢献できる人材であること」を面接官に納得してもらうための材料です。

    この大前提を忘れてしまうと、志望動機で「社会貢献」や「自分の成長」をアピールするという、内定をもらえない典型的な失敗を犯してしまいます。

    自己PRや志望動機を考えるときは、「そのアピール内容が会社への貢献につながるかどうか」を常に意識してください。
     

    内定のカギを握る3つの評価ポイント

    では、企業はどのように「学生が利益に貢献できるかどうか」を判断しているのでしょうか?

    基本的に、どんな業界や企業であっても、面接官は次の3点をエントリーシートや面接を通じてチェックしています。

    • 1.「会社の利益に貢献できそうか?」→ビジネス能力
    • 2.「うちの会社に合いそうか?」→人間性
    • 3.「この学生は仕事を頑張れそうか?」→モチベーション、将来ビジョン

     

    面接では学生時代に頑張ったこと、失敗経験、尊敬する人などなど、様々なことが聞かれますが、面接官が本当に知りたいのは、この3点だけです。いろいろな質問を通じて、面接官はあなたのビジネス能力、人間性、モチベーションを評価しているんです。
     

    評価ポイント1:ビジネス能力

    企業の利益に貢献するために求められる能力や資質、行動特性を面接官は評価しています。特に、知識や経験といった表面的な能力よりも、個人の行動特性や考え方などのより深層的な特性が重視されています。

    企業や業界、職種によって新卒学生に求められるビジネス能力は異なります。

    例えば、冷静さ、誠実さ、素直さ、柔軟性等のようにどんな職種・企業でも求められる共通の能力もあれば、親密性、傾聴力、プレゼンテーション力のように営業職で特に求められるだろう能力もあります。

    コンサルタントでは論理的思考能力が必須のビジネス能力ですが、広告代理店やテレビ局では論理的思考能力よりもアイデア力や創造力の方が重視されるでしょう。

    同じ銀行の新卒採用であっても、一般職では素直さや几帳面さが求められる一方で、リスク管理が特に求められる部署や交渉力が特に求められる部署もあったりします。同じ会社の中でも、募集職種によって求められるビジネス能力が変わってきます。

    どの企業でも、主に人事部が中心となって活躍している社員の能力や行動特性を分析し、ビジネス能力に基づいた新卒採用基準を作成しています。そして、その採用基準と学生のアピール内容を照らし合わせて、学生の能力を評価しているんです。
     

    評価ポイント2:人間性

    会社の利益に貢献するためには、個人のビジネス能力が高いだけでは不十分です。

    「会社のカルチャーに合いそうか?」「他の社員とうまくやっていけそうか?」という点も長くその企業に勤める上ではとても重要です。

    なので、面接官はあなたのコミュニケーション能力、マナー、性格、考え方などを見ながら、その会社に合う人間性かどうか、一緒に働きたいと思えるかどうかを評価しています。

    「一緒に働きたい」と思ってもらうためには、素直さや真面目さ、先輩への敬意などの「かわいい部下」的な要素を持つことに加えて、「その会社のカルチャー」と合っているかどうかが重要です。

    OB・OG訪問などを通じて「その会社にはどんな人が働いているのか」を調べて、その会社のカルチャーや雰囲気に自分をできるだけ近づける努力が必要となります。
     

    評価ポイント3:モチベーション(将来ビジョン)

    最後の評価ポイントが「モチベーションの源となる将来ビジョンの有無」です。

    どれだけ高いビジネス能力を持っていても、どれだけその会社のカルチャーに合っていても、企業はモチベーションが低い社員を採用したいとは思いません。現在の能力が他の学生よりも多少劣っていたとしても、高いモチベーションさえあればその後の成長速度も速くなるはずだからです。

    そこで企業は、学生が入社後に頑張れるかどうかを判断するために以下の2点を評価しています。

    • 将来の目標、キャリアビジョンを持っているかどうか
    • 学生の将来の目標が会社の方向性と合っているかどうか

     

    高いモチベーションを維持するためには、「目的意識」が必要です。「人生をかけて達成したい目標」がある人は、その目標に向かって努力することができます。

    しかし一方で、明確なキャリアビジョンを持っていたとしても、「学生の将来の目標」と「企業の方向性」が一致していないと、モチベーションは長くは続かないでしょう。

    仮に入社できたとしても、「自分がやりたいことはこの会社では実現できない」と落胆することになります。これは学生にとっても企業にとっても不幸な結末です。

    なので企業は、学生が明確な目標を持っているかどうかに加えて、学生の目標が会社の事業内容や方向性と一致しているかどうかをチェックしているんです。
     

    戦略的に内定を取りに行く方法

    企業には明確な採用基準が存在し、面接官は3つの評価ポイント(ビジネス能力、人間性、モチベーション)に基づいて学生を評価しています。

    「採用基準」を知らずにありのままの自分をアピールしてしまうと、「企業が知りたいこと」と「あなたが話したいこと」にミスマッチが生じてしまいます。この場合、内定をもらえるかどうかは「運」や「相性」に左右されてしまうでしょう。

    一方で、「明確な採用基準」が存在しているということは、裏を返せば採用基準さえ知ってしまえば対策が可能になるということです。

    つまり、運まかせではなく戦略的に内定を取りに行くことができるのです。

    ここが、「何社からも内定を勝ち取る就活生」と「なかなか内定がもらえない就活生」の分かれ道になるところです。
     

    なかなか内定が取れない学生は、企業に対して「自分が頑張ったこと」や「自分の長所」を一方的にアピールします。アピールする内容は、自分が他人よりも勝ると考えている強みや、面接官にすごいと思ってもらえそうな経験の中から選びます。そこに「企業の採用基準」という視点はありません。

    その結果、「企業が新卒学生に求める能力」とはまったく違う能力をアピールしてしまうリスクも出てきます。

    あなたのアピール内容がたまたま企業側のニーズを満たしていれば良いですが、自分基準でアピール内容を考えてしまうと、企業の採用基準にマッチするかどうかは運次第です。
     

    何社からも内定を勝ち取るような学生は、戦略的にアピール内容を考えます。

    ありのままの自分を見せようとするのではなく、「企業が求める人材」を知り、それにフィットするように自分のビジネス能力や人間性、将来ビジョンをアピールするんです。

    「自分の経験や強みのうち、どんな能力が企業から求められているのか」
    「自分の将来の目標が、会社の事業内容や方向性と合っているかどうか」

    と考えながら実際の自己PRや志望動機を考えていきます。

    これが、実力で内定を勝ち取るための戦略的な就活の進め方です。
     

    まとめ

    最後に、内定を勝ち取るための就活戦略についてまとめます。

    • 企業には明確な採用基準が存在している
    • 採用基準を知り、しっかりと対策を練ることで、実力で内定を勝ち取ることができる
    • 企業が採用したいのは「企業の利益に貢献してくれる人材」
    • 面接官がチェックしている項目は「1)ビジネス能力、2)人間性、3)将来ビジョン」
    • 企業の採用基準を知り、それにフィットするように自分の素質(ビジネス能力、人間性、将来ビジョン)をアピールすることで、戦略的に内定を取りに行くことができる

    「【実践編】一流企業からの内定を戦略的に取る方法」へ続く

    【実践編】一流企業からの内定を戦略的に取る方法
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