企業は「ポテンシャル採用」から「即戦力採用」に変わってきている?

    企業の新卒採用基準を知るのに、経団連が行った「新卒採用に関するアンケート」が役に立ちます。

    これは経団連が毎年行っているアンケートなんですが、「選考にあたって特に重視した点」を会員企業に聞いています。

    このアンケート結果からは、次の3つのことが分かります。

    • 企業が新卒採用で重視しているのは、コミュニケーション能力、主体性、チャレンジ精神
    • 企業は昔に比べると、誠実性、責任感、リーダーシップを重視するようになった
    • 企業は昔に比べると、ポテンシャル、柔軟性、一般常識は重視しなくなった

     
     

    詳しくアンケート結果を見ていきましょう。

    まずは、2014年4月入社の新卒採用で、企業が選考で特に重視した項目です。

    図:選考にあたって特に重視した項目(5つ選択、対象企業660社)

    コミュニケーションが断トツのトップで、660社中83%の企業がコミュニケーション能力を重視して採用活動を行っています。

    コミュニケーション能力の他には、主体性、チャレンジ精神、協調性、誠実性等が選考で重視されていることが分かります。

    一方で、所属ゼミ、資格、留学経験、感受性、倫理観、クラブ活動、出身校、学力、一般常識、語学力などはあまり重視されていません。

    「学生の肩書き」よりも、「人間性」のほうが採用では重視されているようです。
     

    次に、このアンケート結果が2012年4月入社のときと比べてどのように変わったかを見てみます。

    企業の採用基準がこの数年間でどのように変わったかが分かります。

    図:2012年4月入社と2014年4月入社で重視する項目がどのように変わったか

    誠実性、責任感、リーダーシップ、主体性、創造性は昔よりも重視されるようになりました。

    コミュニケーション能力は昔も今も変わらず採用基準としては最も重視されています。

    インターンシップや資格、語学力やクラブ活動などは今も昔もあまり重視されていません。

    ポテンシャル、柔軟性、一般常識、倫理観、論理性などは昔よりも重要度が下がりました。

    一般常識と倫理観はもともと採用基準としてはあまり重要じゃなかったようですが、ポテンシャルや論理性、柔軟性は数年間で大きく重要度が下がりました。
     

    このアンケート結果を見る限りだと、企業は「ポテンシャル採用」から「即戦力採用」に軸を移しているように感じます。

    ポテンシャルの重要度が大きく下がっていることに加えて、柔軟性や論理性も「即戦力」というより「育てやすい人材か」に関わる項目です。

    企業は「素直で教育しやすく、将来的に大きく成長する可能性のある学生」よりも、「入社後すぐに会社の業績に貢献できる学生」を求めるようになってきています。

    志望している企業が選考で重視している項目や求めている人材を見極め、ポテンシャルの高さよりも「能力の高さ」をアピールすることが、より内定への距離は縮まるでしょう。

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